【nano工務店】高性能住宅と小工事両立で生きる道

新建ハウジング デジタルにて、さいたま家づくりネットワークの会員である神木工務店さんが紹介されました。
下記に概要を掲載しますので、是非ともご覧ください。

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今回は埼玉県ふじみ野市にある神木工務店の取り組みを紹介する。
本社から車で30分以内のあらゆる小工事に対応しつつ高性能住宅も建てる技術力をもつ、古くて新しいタイプの
地域密着型工務店だ。

代表 神木宏晃さん

■営業圏は車で30分
神木さんは「工務店とは何か」と悩んだ末、たどり着いた結論は「家のことを何でも面倒を見る会社」。
リフォームも新築も等しく対応し、網戸の張り替えのような小工事でもすぐに出向いて責任をもって対応する。
新築と小工事を等しく対応するには地域を絞る必要があり、同社では本社から車で30分圏内を営業エリアに定めている。
現在では7割程度の仕事がOB客からの依頼かOB客からの紹介となっている。

■高性能住宅に取り組む
2000年ごろに太陽光発電に取り組み始め、その流れからオール電化、そしてZEHへとつながった。
そのころに省エネルギー関連の勉強会に出席した神木さんは埼玉県上尾市の佐藤工務店社長、佐藤喜夫さんの講演を聞き、神木さんは直感的に「生き残るにはこの方向性しかない」と感じた。
それから佐藤さんとの交流が始まり、神木さんは佐藤工務店の取り組みをお手本に模索を始めた。
最新作では佐藤工務店の独自仕様であるパッシブ換気と組み合わせた床下エアコンと小屋裏エアコンも採用。
全館空調を備えた高性能住宅を建てられるノウハウが備わり、耐震や断熱性能を高めた性能向上リノベーションにも着手し始める。
リノベでも高い気密性を確保できる技術力を得た。
今後は施工の標準化による工期短縮と内装に建て主によるDIYを組み込むなど価格を抑える提案を予定している。
併せて、予算が不足気味の若い世代向けには、築浅の中古物件を安価に購入して性能向上リノベーションを行う提案を強めていく意向だ。

■若い顧客へのアピールが課題
経営上の課題は安定受注。
年間に高性能住宅の新築と性能向上リノベーションが1棟ずつ、それに細かいリフォームを加えて売上1億円が目標だ。
昨年度の売上が9千万円。 目標達成のために今後はウェブマーケティングに力を入れていく。
現在、顧客の主体はシニア層。
ブログなどの記事を増やしていくことでホームページのSEO対策を強化するとともに技術力を反映した記事を積み重ねて若い世代にアピールを強めていく。

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※元記事は、定期購読者限定の記事です。
全文は、最新号「新建ハウジング紙面 12月10日号 6-7面」に掲載されています。

新建ハウジングデジタルの元記事は、下記よりご覧いただけます。
出典:新建ハウジング