ひと部屋からできる!ゾーン断熱改修の手法とポイント

新建ハウジング デジタルにて、さいたま家づくりネットワークの会員である神木工務店さんが紹介されました。
下記に引用掲載しますので、是非ともご覧ください。

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不快な夏の暑さや冬の寒さを改善したいと考えている住まい手は多い。
その需要にリーズナブルに対応する手法がひと部屋から短期間で環境改善ができるゾーン断熱改修だ。
豊富な改修工事の経験をもつ神木工務店(埼玉県ふじみ野市)代表の神木宏晃氏に、ゾーン断熱の施工の勘どころについて聞いた。

■ひと部屋断熱の基本的な手法
・寒さや暑さの問題を抱える既存住宅は非常に多い。
 一方で予算や工期などの理由からスケルトンリノベによる本格的な断熱改修に至るケースは少数だ
・そんななか注目されるのが暑さ、寒さ対策にリーズナブルに対応するのがゾーン断熱改修。
 ひと部屋単位で住みながら断熱改修ができ、工期も短い
・ゾーン断熱改修にはさまざまなやり方がある。
 応用が効きやすいのは室内側から床や壁、天井をすべて解体して断熱材の施工と気流止めを行う方法
・部分的だが軸組が露出するので、柱頭柱脚金物の補強や面材耐力壁による耐震改修も同時に可能になる

出典:新建ハウジング

■各部位の断熱施工のポイント
・ゾーン断熱改修の要点を見ていく。床断熱は断熱厚を確保するため大引間断熱。
 ポリスチレンフォーム90mm厚を充填した上で厚合板を張り、施工床を確保
する
・床と壁の取り合い部分の隙間にはグラスウールを詰めて壁内を床下からの冷気が流れるのを防ぐ(気流止め)
・壁と天井の断熱には袋入りグラスウールを用いる。
 大壁の部分は100mm厚、和室と取り合う真壁の部分は50mm厚、天井には155mm厚を用いる
天井の場合、グラスウールを袋から取り出して野縁の伱間から天井裏に施工。
 その上でグラスウールが入っていた袋をつなげて防湿シートのように野縁の上から天井一面に張る

・その際、壁と天井の防湿気密シートが連続するよう
 天井と壁の袋入りグラスウールの取り合いに気密テーブを貼る

■室内建具を片引きに変更
・ゾーン断熱改修で工夫が必要なのは室内建具だ。断熱気密に優れた製品がない。
 そこでもとの建具が引違いであれば片引きにして建具1枚分を壁に変える
片引き戸の引き代になる壁にはポリスチレンフォーム30mm厚を充填する。
 建具が引違いから片引きになることで気密性も改善される。なお窓に関しては内窓を取り付ける
・ゾーン断熱改修は空間の6面をすべてを断熱材で覆うため温熱環境は大きく変わる。
 関東以西であればエアコン暖房だけで十分な暖かさが得られるようになる

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※「新建ハウジング別冊・ワンテーママガジン2021年12月号 工務店の経営を支える設計力/⼾建てリノベを究める② 性能向上リノベ設計施工テクニック」(2021年11月30日発行)P.140~141に掲載されています。

新建ハウジングデジタルの元記事は、下記よりご覧いただけます。
出典:新建ハウジング